【ルーター基本】業務用ルーターは家庭用と違いなんでもできるの? その特徴と選ぶべきケースは?

2023-04-02 この記事にはプロモーションが含まれます。

今回の記事は「業務用Wi-Fiルーター」について深堀します。多くのご家庭では、通信キャリアから提供されたホームゲートウェイや専用のWi-Fiルーターを使ってインターネットに接続していると思います。この記事では、業務用Wi-Fiルーターを使う選択肢を説明するとともに、家庭用Wi-Fiルーターとの違いを説明します。

みなさんは、ご家庭でWi-Fiルーターを使っていますか。今や、ほとんどのご家庭でWi-Fiルーターを使っており、Wi-Fiルーターを使っていないご家庭を探す方が難しい時代です。Wi-Fiルーターを使っていないと思っているケースも、実は、通信キャリアから提供された通信機器がWi-Fiルーターの仲間であったなんてこともあります。

のんびり理系おじさんのブログでは、Wi-Fiルーターを使ったスマホ依存の解消方法を説明していますが、市販の家庭用Wi-Fiルーターや、通信キャリアから提供されるホームゲートウェイを使った説明が大半で、業務用Wi-Fiルーターは、これまでちゃんと説明できていませんでした

そこで、業務用Wi-Fiルーターについて、詳しく説明するとともに、業務用Wi-Fiルーターを使った、インターネット接続を制限を説明したいと思います。
この記事では、以下のようなことを知ることができます。

記事のポイント

  • 業務用Wi-Fiルーターを知る
  • 家庭用と比較して優れている点を知る
  • 通信制限ができるかを知る
  • 業務用を選択すべきケースを知る

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業務用Wi-Fiルーターの特徴

Wi-Fiルーターには、スモールオフィスやホームオフィス(以降:SOHO)向けの業務用が存在します。自宅を仕事場として使っており、1台のWi-Fiルーターですべてをまかないたいと考えているケースもあるでしょう。ここでは、業務用のWi-Fiルーターについて解説します。

家庭用ルーターとの違い

まず、家庭用ルーターと、業務用ルーターの違いは何かを説明します。業務用ルーターとは、その名のとおり、業務で使用するルーターです。「業務用」の特長は、ハードな使用に応えられる耐久性があり、連続使用が可能な丈夫な素材や構造で作られています。この特徴は、電動工具や調理器具なども同様です。DIY仕様の電動工具と業務用の電動工具を比較すれば、ゴツい業務用の電動工具をイメージできるのではないでしょうか。業務用ルーターは、家庭用ルーターと見た目は大きく変わりませんが、設定を変更したり、問題が起きるたびに再起動することなく、連続使用ができる丈夫な構造を持っているのです。

業務用ルーターは、厳しい環境や条件下での使用を目的として開発された製品であることが分かりました。では、業務用と家庭用の違いは、どのように見分けるのでしょうか。もちろん、製品自体に「業務用」とシールが貼り付けられているワケではありません。仕様の違いは、Wi-Fiルーターの製造メーカのホームページで確認することになります。

バッファローは業務用ルーターを「法人向けルーター」として専用のラインナップを用意しています。NEC Atermシリーズは「スモールビジネス向け無線LANルーター」としています。エレコムやアイ・オー・データは、法人向けと個人向けのWi-Fiルーターのラインナップが同じなので、家庭用と業務用を区別していないようです。他メーカーも同様の方法で、業務用の製品か、通常仕様の製品かを見分けることができます。ひとまず、少ないながらも業務用Wi-Fiルーターを揃えている会社があることがわかりました。

ここで気になるのは、業務用より、さらに高い性能が求められる「プロ用」のWi-Fiルーターは存在するのかということです。結論から申し上げて、プロ用のWi-Fiルーターは存在しません。なぜなら、Wi-Fiルーターは、無線アクセスポイントとルーターを組み合わせた製品だからです。高度な性能を追求したいのであれば、無線アクセスポイントとルーターのそれぞれで必要な製品を組み合わせた方が、理想のネットワーク構成を実現することができます。

業務用ルーターのターゲット層

では、製造メーカーは、業務用ルーターの販売先を、どのように考えているのでしょうか。さきほど説明したばかりのSOHOとは、事務所で作業する人数が10名程度の小規模のオフィスです。数名のオフィスであれば、家庭用のWi-Fiルーターで対応できますが、10名程度になると、家庭用Wi-Fiルーターでは、性能面も機能面のいずれにおいても厳しくなってきます。業務用Wi-Fiルーターを販売するメーカーは、10名程度が集まる事務所にターゲットを絞っているのです。

10名より多くの人が集まる大規模なオフィスは業務用ルーターでは役不足となります。大きな事務所の場合、1台のルーターで広いオフィス全体の面積を無線Wi-Fiをカバーすることができません。無線Wi-Fiの送信出力は決められており、決められた強さ以上で出力することができません。そのため、複数台の無線Wi-Fiアクセスポイントを使用して、広い事務所のどこにいても無線が繋がるようにするとともに、高性能ルーターで社内外のIPネットワークに接続できる環境にします。このようなケースでは、複数台の無線Wi-Fiアクセスポイントと1台のルーターを組み合わせる必要があるため、無線Wi-Fiアクセスポイントの数とルーターの数は1対1ではありません。それゆえ、プロ用のWi-Fiルーターは存在しないのです。

Cisco Systemsを始めとする高性能なネットワーク機器を製造するメーカは、Wi-Fiルーターを販売していません。その理由は、Wi-Fiルーターのような狭い事務所での利用を想定していないためです。高性能なネットワーク機器を扱っているメーカーにとって、無線Wi-Fiアクセスポイントとルーターが一緒になった業務用ルーターは、性能が中途半端で、使いにくいのです。よって、業務用ルーターは、10名程度の事務所で使うことに特化したWi-Fiルーターであると割り切る必要があります。

業務用Wi-Fiルーターの特徴

では、次に、家庭用のWi-Fiルーターと業務用Wi-Fiルーターの違いについて考えます。同時接続数は、家庭用と業務用で、数名と10名程度と違いますが、それ以上に、家庭用と業務用には違いあります。

家庭用Wi-Fiルーターは、主にインターネット接続することを目的にしています。なんらかの理由で、インターネットに接続できない状況になったら、Wi-Fiルーターを再起動することで状況の改善を試みます。一方で業務用Wi-Fiルーターは、主に社内の業務データベースへのアクセスすることを目的にしており、他の拠点と社内ネットワーク接続が必要となります。もし、頻繁にネットワークが落ちるようであれば、Wi-Fiルーターを再起動することになりますが、何かあるたびに再起動が必要になるネットワーク機器は、仕事でまともに使用することができないため敬遠されます。

下表で、業務用Wi-Fiルーターに求められる能力を比較します。

  家庭用 業務用
設定の反映 再起動が必要 再起動は不要
設定登録数 32~64台 1024台以上
セキュリティ 低い 高い
修理保守 2~3年 5年
設定管理 1台ずつ設定 全部まとめて管理

業務用ルーターの選択肢

業務用Wi-Fiルーターを製造しているメーカは、家庭用Wi-Fiルーターとは顔ぶれが少し異なってきます。バッファローやNEC Atermは、家庭用Wi-Fiルーターでお馴染みですが、業務用Wi-Fiルーターを選択する場合、ヤマハやアライドテレシスといったメーカーの選択肢が増えます。

ヤマハといったら、皆さんは、ピアノや電子楽器、バイクやエンジンをイメージするかもしれません。それらのイメージは間違っていませんが、ヤマハは、ネットワーク機器でも老舗メーカなのです。アライドテレシスも老舗メーカーで、一時期は、家庭用に「コレガ」ブランドでブロードバンドルーターを供給していました。

ヤマハとアライドテレシスは、SOHOで使用する小型ネットワーク機器を得意としており、業務用Wi-Fiルーターを選ぶ際、必ず候補にあがるメーカーです。では、ヤマハとアライドテレシスを加え、業務用ルーターのWi-Fi規格の対応状況は比較してみましょう。

  Wi-Fi 7 Wi-Fi 6E Wi-Fi 6
   
 
   
 

Wi-Fi7は、2023年12月末に総務省で認可され、2024年に対応ルーターが発売され始めました。しかし、業務用Wi-Fiルーターは、Wi-Fi7に対応した製品は、ほとんどないことが分かります。業務用Wi-Fiルーターにとって優先すべきは、新しい無線Wi-Fi規格への対応ではなく、安定動作にあるからです。

勘違いしやすい特徴

ここまでは、業務用Wi-Fiルーターの優れた性能を説明してきました。もしかすると、業務用Wi-Fiルーターは、家庭用Wi-Fiルーターより高性能で予算に余裕があれば、業務用Wi-Fiルーターを選んだ方が良いと勘違いしてしまうかも知れません。しかし、それは大きな誤解です。業務用Wi-Fiルーターよりも、家庭用Wi-Fiルーターの方が優れる機能があります。

業務用でも
強い電波は出せない!
たりをパパ
たりをパパ

業務用Wi-Fiルーターは、オフィスで10人程度が接続することを想定し、高いセキュリティと安定した連続動作が魅力です。その一方で、家庭用Wi-Fiルーターは、最新のWi-Fi規格や「キッズタイマー」といった家庭向けに進化した便利な独自機能が特徴です。無線Wi-Fiの電波の強さは、法律で決められており、業務用でも家庭用でも変わりません。業務用だから強い電波を出したり、無線Wi-Fiが繋がりやすいということはないのです。業務用と家庭用では、Wi-Fiルーターの利用目的が全く異なるのです。

  業務用 家庭用 備考
繋がりやすさ  
安定した連続動作  
セキュリティ  
電波の強さ 差はない!
最新規格への対応  
通信タイマ制限  

業務用ルーターのデメリット

業務用Wi-Fiルーターを選択する理由は、利用者それぞれに、様々な状況があると思います。しかし、使い始めてから後悔するようなことはあってはいけません。そこで、業務用Wi-Fiルーターを選ぶことによるデメリットを説明します。

選択肢が少ない

業務用Wi-Fiルーターの選択肢は限られます。家庭用と業務用の境を明確にしないメーカもありますが、家庭では、ほぼ使用することのないVPNや優先制御などの高度な機能が搭載されています。

価格が高い

業務用Wi-Fiルーターの価格帯は、家庭用よりも高額です。金額にゼロが1つ増えることもあります。

最新規格に対応するのが遅い

Wi-Fi6対応が多く、Wi-Fi7に対応した業務用Wi-Fiルーターは数えるほどしかありません。

簡単なマニュアルがない

ネットワークに関する知識が必要です。家庭用Wi-Fiルーターのような優しいマニュアルは期待できません。細かく設定するにはWebのボタンやテキストボックスではなく、コマンドプロンプトからの設定が必要な製品もあります。

設定に知識を必要とする

高度な機能を利用するには、IPネットワークに関する十分な知識が必要です。高度な機能を必要としないのであれば、家庭用Wi-Fiルーターで十分なこともあります。

ネットに情報が少ない

ネットで検索できる情報は、お世辞にも多いとはいえません。メーカーのサポート窓口も、ある程度の知識がある前提での対応となります。


業務用ルーターの機能

では次に、家庭用Wi-Fiルーターに実装された機能が、業務用ルーターに搭載されているのか確認をしていきましょう。

インターネット利用の制限

家庭用Wi-Fiルーターは、子どものスマホ使い過ぎをコントロールするために、○時~○時はインターネットに接続できないようにする機能を実装しています。機能名称は、Wi-Fiルーターの製造メーカーにより異なりますが、「キッズタイマー」や「こども安心ネットタイマー」と呼ばれています。これらの機能は、スマホやパソコンといった端末が持つ番号(MACアドレス)で接続を管理する機能である「MACアドレスフィルター」や「MACアクセス制限」とタイマーを組合せ、該当するMACアドレスを持つ端末の接続時間を管理します。

子どもを持つ親は、コロナ禍でリモート授業が増え、GIGAスクール構想で学校からタブレットが支給されるようになり、子ども達が常にスマホやパソコンを触っている状況を不安に感じています。インターネットが身近なものになったとはいえ、人とのふれあい、心の痛みや気持ちが分からないようであれば、社会生活に馴染むことができません。様々なものに触れ、匂いや振動といった五感をフルに感じ、相手の気持ちが分かる子どもに育てるには、スマホやパソコンに依存する子どものインターネット接続時間を制限をする必要があります。

家庭用Wi-Fiルーターには、子どもがインターネットに触れる時間を制限機能「キッズタイマー」や「MACアドレスフィルター」が搭載されていますが、業務用Wi-Fiには搭載されているのしょうか。市販されている業務用Wi-Fiを比較すると次のような状況でした。

NEC Atermシリーズの「こども安心ネットタイマー」は、業務用Wi-Fiルーターでも健在でした。一方で、バッファローの「キッズタイマー」は業務用Wi-Fiルーターでは実装されていません。家庭用Wi-Fiルーターを販売していないヤマハやアライドテレシスにも、これら機能は搭載されていませんでした。

「キッズタイマー」や「こども安心ネットタイマー」には抜け道があるとはいえ、家庭用ゲーム機がメインである小学生には有効な機能なので、業務用Wi-Fi-ルーターにも、なんらかの形で搭載して欲しかったので残念な結果でした。キッズタイマーの抜け道については、下記の時期を参考にしてください。

搭載機能の違い

先ほどの説明のとおり、多くの業務用Wi-Fiルーターには、「キッズタイマー」や「こども安心ネットタイマー」といった実装されていません。子どもを持つ親である読者の皆様は、欲しい機能が搭載されていないことにガッカリしたされたかも知れません。業務用Wi-Fiルーターは、スモールオフィスやホームオフィス(以降:SOHO)が販売ターゲットなので、家庭用Wi-Fiルーターとして独自進化をした機能が搭載されていないのは仕方がありません。ここでは、家庭用Wi-Fiルーターと業務用Wi-Fiルーターの違いを整理しましょう。

  業務用 家庭用
キッズタイマー × ない 多くは搭載
MACアドレスフィルター ~3072 32~64
ファイアウォール 必須 製品による
VPN 必須 × ない
リモート管理 製品による × ない

業務用Wi-Fiルーターの特徴的な機能を以下にまとめます。

MACアドレスフィルター

業務用Wi-Fiルーターの機能で最も目につくところとしては、家庭用と比べ物にならない膨大な端末を管理する「MACアドレスフィルター」の搭載でしょう。登録数は、多いものだと1,024個や3,072個となっており、家庭用とは比較にならない端末数の接続を管理することができます。

ファイウォールやVPN

また、高機能なファイアウォールが搭載され、トンネリング機能と拠点間での暗号化と接続認証を実現させる「VPN」が実装されているのも大きな違いです。業務用Wi-Fiルーターは、業務用とゲスト用で無線Wi-FiのSSIDを分離し、業務用SSIDからの接続はVPNを使って他拠点へ接続し、ゲスト用はインターネット接続をするという使い方ができるようになっています。

複数の拠点を一括管理

いくつかの製品には、各拠点に散らばって設置されたWi-Fiルーターを同時に管理ができる機能を搭載しています。利用する機会は限られますが、小さなオフィスが散らばるような事業形態においては便利な機能です。

2.3.高度なルーター機能
のんびり理系おじさんがブログを始めた理由は、勉強しないバカ息子のインターネット接続を制限することなので、目的がずれてしまいますが、せっかくなので、業務用Wi-Fiルーターの機能の一部を説明しましょう。業務用Wi-Fiルーターには、家庭用Wi-Fiルーターに搭載されていない様々な機能が搭載されています。

業務用Wi-Fiルーターに求められる役割は、社内ネットワークに保管された機密情報が流出しないようにすることです。情報セキュリティにおいて、社内と社外のネットワークは、明確に分離する必要があります。新型コロナ感染症の流行時、自宅から社内ネットワークにアクセスできる環境の構築が求められましたが、外部から社内ネットワークにアクセスできる経路を作ることは、社内の機密情報が漏洩する抜け穴を作るようなものです。もちろん、ワンタイムパスワードや生体認証で不正なアクセスを排除しますが、経路がある以上、完全に防ぎきれるものではありません。

業務用Wi-Fiルーターのファイアウォール機能は、通信相手を特定し、決められた相手としか通信をしないようにします。VPN機能は拠点間の通信を暗号化し、認証キーを交換できる相手としか通信をしません。業務用Wi-Fiルーターは、これらの機能を組み合わせて、インターネット上でセキュアな通信を確立します。
VPN機能は、複数のオフィスを持った事業では使われますが、自宅兼オフィスのような小さな会社では、殆ど使用されることがありません。一方で、ファイアウォール機能は、規模に関係なく使用します。ファイアウォール機能には、種類がいくつかあり、通信状況を監視して偽装パケットを検出することができる「ステートフル・パケット・インスペクション型ファイアウォール」が最も高性能です。業務用Wi-Fiルーターにおいても、採用しているのは、アライドテレシスしかないようです。

のんびり理系おじさんが調べた範囲で、家庭用Wi-Fiルーターは、一部の製品に、ファイアウォール機能である「IPパケットフィルター」が搭載されていますが、VPN機能であるIPSecを搭載した家庭用Wi-Fiルーターは存在しないようです。やはり、家庭用には、こういった高度な機能は不要ということでしょう。

業務用ルーターの製品比較

ここまで、業務用Wi-Fiルーターについて説明してきましたが、より具体的に業務用Wi-Fiルーターに搭載された機能を比較します。業務用Wi-Fiルーターは、家庭用Wi-Fiルーターより、メーカによる差別化が図られているようです。迷ったらコレという製品はなく、目的に合わせて製品を選択する必要があります。

  NEC Aterm Biz NEC Aterm Biz バッファロー ヤマハ アライドテレシス アライドテレシス
  SH6042A SH7072A VR-U300W NWR100 AT-TQ6702 AT-TQ7403-R
外観
WAN 1000BaseT×1 10GBaseT×1 1000BaseT×1 1000BaseT×1 5GBaseT×1 2.5GBaseT×1
LAN 1000BaseT×4 2.5GBaseT×1
1000BaseT×3
1000BaseT×4 1000BaseT×4 5GBaseT×1 2.5GBaseT×1
Wi-Fi Wi-Fi 6
IEEE802.11ax
Wi-Fi7
IEEE802.11be
Wi-Fi 6
IEEE802.11ax
Wi-Fi 6
IEEE802.11ax
Wi-Fi 6
IEEE802.11ax
Wi-Fi 6e
IEEE802.11ax
 2.4GHz 最大574Mbps 最大1,376Mbps 最大574Mbps 最大574Mbps 最大1,147Mbps 最大573Mbps
 5.0GHz 最大3,603Mbps 最大5,764Mbps 最大1,200Mbps 最大1,201Mbps 最大4,803Mbps 最大1,201Mbps
 6.0GHz 最大2,401Mbps
キッズタイマー こども安心
ネットタイマー
こども安心
ネットタイマー
MACアドレス
フィルター
見えて安心ネット
(拒否型)
見えて安心ネット
(拒否型)
MACアクセス制限
(許可型)1024個
MACフィルター
(許可型/拒否型)
3072個
MACフィルター
(許可型/拒否型)
3072個
ファイア
ウォール
パケット
フィルタリング
パケット
フィルタリング
パケット
フィルタ
IP フィルター SPI型 ※1 SPI型 ※1
VLAN VLAN設定機能 VLAN設定 VLAN設定 VLAN設定
VPN IPSec(IKE)、PPTP IPSec(IKE)、PPTP IPSec、L2TP IPSec(IKEv2) IPSec、L2TP IPSec、L2TP
コンフィグ設定 Web Web Web Web Web、コマンド Web、コマンド
リモート管理 NetMeister NetMeister AMF Plus AMF Plus
修理期間 5年 5年 5年 5年 5年 5年
販売価格(税込) 41,580円 58,080円 41,800円 59,400円 152,900円 173,800円
発売日 2025年1月 2025年10月 2022年5月 2025年9月 2023年9月 2025年1月

※1:ステートフル・パケット・インスペクション型

業務用ルーター選ぶ注意点

細かい情報を出されても、どれを選べば良いのか分からないと思います。業務用ルーター選ぶ注意点について、分かりやすく説明をしたいと思います。メーカごとに業務用Wi-Fiルーターの特徴は、以下のレーダーチャートのとおりです。

目的別に並べると次のような状況です。

 
キッズタイマー × × ×
MACアドレスフィルター ×
ファイアウォール
VPN
手頃な価格 ×

子どもがインターネットに触れる時間を制限する「キッズタイマー」や「こども安心ネットタイマー」といった機能を使いたいのであればNEC Aterm一択です。しかし、MACアドレスフィルターは拒否型しか搭載しておらず、VPNはPPTPとIPSecが選べますが、IPSec認証のIKEはv1かv2か明確に書かれていません。業務用Wi-Fiルーターとしては少し心もとないです。

業務用Wi-Fiルーターとして、最も高機能なのは、アライドテレシスです、MACアドレスフィルタは3072個、ファイアウォールはステートフル・パケット・インスペクション型、VPNはL2TPとIPSec(IKEv2)に対応とすべての機能が非常に優秀です。しかし、性能は販売価格に比例しています。そこまでの機能を必要とするかは熟考する必要があります。

残す2社は、MACアドレスフィルター(MACアドレス制限)が目的ならバッファロー、VPNを使いたいのであればヤマハといった選択肢になるでしょう。ただし、VPNは、社内ネットワークに保管された機密情報が流出しないようにする機能であり、子どもがインターネットに触れる時間を制限するといった目的では使用しません。よって、このブログの読者さんは、ヤマハを選択する機会はあまりないと思います。

こどものインターネット利用を制限するとしたら、やはり、家庭用Wi-Fiルーターが無難であるという結果でした。定番のNEC Atermシリーズか、バッファロー AirStationシリーズというところでしょう。

まとめ

今回は、業務用Wi-Fiルーターにフォーカスして、利用される状況と、家庭用Wi-Fiルーターと比較して機能の違いを説明しました。業務用Wi-Fiルーターを選択することで得られるメリットと、家庭用Wi-Fiルーターにしかない機能を明確にすることで、Wi-Fiルーター選びの不安を解消することができたと思います。

記事内で説明したように、高性能だからといって安易に業務用Wi-Fiルーターを選んではいけません。業務用Wi-Fiルーターは、社内ネットワークに保管された機密情報が流出しないようにすることを目的にしているため、家庭用Wi-Fiルーターとは、目的が大きく異なります。

しかし、1024個もの膨大なMACアドレスのフィルタリングする機能や、ステートフル・パケット・インスペクション型ファイアウォールなど高い性能を有することから、目的に合わせた信頼性の高いネットワークを構築できることは間違いありません。

自宅兼オフィスといったSOHO環境において、どのような機能を求めているのかを把握し、業務用と家庭用をしっかり比較してWi-Fiルーターの購入に繋げてください。そして、のんびり理系おじさんのブログを通じて、Wi-Fiルーターが持つ機能を使い倒してください。

最後まで読んでいただき、まことにありがとうございました。のんびり理系おじさんは、読者の皆さまのお子様の成長を心よりお祈り申し上げます。どうしようもないとき、このページを参考にインターネット利用制限を行ってください。おじさんは、これからも、皆様の子育てのお役に立てる情報を発信していきます。

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たりを

技術士(電気電子部門:情報通信)、労働安全コンサルタント『のんびり理系おじさん』です。情報通信分野で、光伝送装置の開発、システム設計、据付調整など25年以上携わった経験を生かして、通信機器を使って生活を豊かにする情報を発信していきます。今やスマホがない生活は考えられません。自宅のWiFiルータを使い倒す方法を中心に紹介します。

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