レイヤ3通信制限(遠隔地との通信)
OSI参照モデルのネットワーク層(レイヤ3)に相当するIPアドレスを使ったインターネット利用制限の記事をまとめたカテゴリーです。利用者は、複雑で高度なインターネットの利用制限を実現することができます。プロが利用する「ファイアウォール」は、主にレイヤ3機能が中心であり、業務用で使用する制限機能が安価なWiFiルータで実現できるといっても過言ではありません。
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レイヤ3の制限機能を搭載するWiFiルータを製造できるメーカは、技術力が高いメーカです。過去の搭載実績を含めて一覧にすると次の通りとなります。ELECOMは、Logitec時代の2014年頃まで、「IPアドレスフィルター」というパケットフィルタを搭載したWiFiルータを販売していました。
機能名 | Atermシリーズ |
![]() AirStationシリーズ |
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パケットフィルタ | ○ 機能あり | ○ 機能あり | × |
パケットフィルタ (IPアドレスの範囲指定) |
○ 機能あり | ○ 機能あり (サポート問合せ) |
× |
DNSルーティング (※レイヤ7機能) |
△ (~2016頃まで) |
× | △ (~2017年頃まで) |
レイヤ3制限機能の対象は、レイヤ2の自宅内の狭いエリア端末とは異なり、WiFiルータの外側(遠距離)にある特定のサーバが含まれます。YouTubeやスマホゲームなどは、特定のIPアドレスを持ったサーバとデータのやりとりを行います。記事では、特定のIPアドレスとの通信を制限する方法を分かりやく説明しています。また、動作検証を行った設定の具体例も合わせて公開しているので、難しいことが分からない方でも、設定を打ち込むだけで、気軽にレイヤ3の通信制限を実現できるようにしています。