【自己紹介】技術士「たりを」のプロフィールと情報通信にかかわるブログ記事の方向性

おじさんイメージ

たすい+理系+おっさんで「たりを」です。「たすい」とは大好きな高知の言葉で、張り合いがないという意味です。高知の飲み屋さんに行くと「たっすいが はいかん」というキリンビールのポスターが貼ってあります。気の抜けたビールはダメだ!という意味です。 でもね、頑張りすぎは良くないと思うのです。ほどほどで良いと思います。たすいビールはダメですが、人生は、気が抜けたぐらいがちょうど良いと思います。生きていく上で、知ってちょっと得をしたという思いができる事を紹介できれば良いと思っています。

経歴 工学修士(電子工学専攻)として、通信機器メーカに就職。光伝送装置の製品開発、その後、IPネットワークを使ったシステム設計を担当。システム提案、品質管理、工事施工管理、保守点検と幅広く従事
資格 技術士(電気電子部門:情報通信)
労働安全コンサルタント(電気)
1級電気通信工事施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級陸上特殊無線技士
工事担任者(DD1、AI1)
危険物取扱者(乙種4類)
趣味 料理、キャンプ、農業、釣り、プログラミング
その他 阪神大震災(1995年)で被災し、情報が短時間で的確に伝わっていたら、どれだけの人を救えたのだろうと、駆け出し技術者として悔しい思いでした。街は復興しますが、親族を亡くした人の心はいつまでも復興しません。情報通信技術者は、情報を短時間で的確に伝える責任があります。そんな技術者だからできる情報発信があると思っています。

自己紹介(詳細版)

少し長めですが、のんびり理系おじさんの自己紹介です。

おじさんと情報通信

のんびり理系おじさんが、デジタル技術に触れる切っ掛けは、小学生のときに、出たばかりのパソコン(MSX)を購入したことでした。当時の私は、プログラミングについて詳しくなく、雑誌に載っているプログラムを打ち込んで遊ぶ程度でしたが、キーボードで打ち込んだソースコードを動作させると、何かしらの結果がでてくるのが楽しく、必死になって打ち込んでいたのを覚えています。

私は、第二次ベビーブーマ世代であり、子どもの価値は学業成績で評価されました。この時代の親は、勉強で結果を出せば、良い大学へ行き、良い会社へ行って、一生安泰といった幻想を子どもに押し付けることが多く、その枠組みから外れてしまった変わり者も多かった時代です。私は、小学生のときに体を壊してしまい、枠組みから外れてしまったので、両親からは適度に放置されていました。両親が忙しかったのもあり、放置されたことが、何にでも興味をもってやってみる私の理系魂に火をつけてしまいました。もちろん、両親は、息子が様々なことに興味を持つことを反対することはありませんでした。料理、釣り、虫取り、庭木の剪定、砥石での刃物研ぎ、壊れた電化製品の分解など、私の興味は尽きることはありませんでした。

大学生になったおじさん

大学生になった私は、パソコン通信の電子掲示板(以降BBS)に出会いました。当時の通信はすべてアナログです。信号を音声に変えるモデムと電話線を使って、様々な相手と繋がり、お互いの情報交換をすることが、楽しくて仕方がありませんでした。当時の有名なBBSには、ニフティーサーブや東京BBSなどがありましたが、私は、もっぱら草の根BBSとよばれる小規模の電子掲示板へ入り浸っていました。深夜の電話代金が安い時間帯での接続をしていましたが、みかか様(NTT)が夜間定額のテレホーダイを始めるずっと前の話であり、電話代は市内で3分10円、月にすると積み重なってかなりの金額になった記憶があります。通信速度は、せいぜい2400bpsという超低速度であり、静止画を送るのも数分かかる時代でした。

様々な人とBBSでコミュニケーションを取るのが楽しくて仕方がなかった私は、大学4年生の研究室選びで、当然のように通信工学研究室を選択していました。ハンディ型の携帯電話が普及し始める頃だったので、マイクロ波のアンテナの数値解析に専念していました。その傍らで、研究室のSUN SPARCに実装されたMosaicというWebブラウザを使って遊んでいました。在籍する大学のホームページ作成の依頼を受けたのは、ちょうど、そんな頃だったと思います。もちろん、皆さんがご存じのマイクロソフトのインターネットエクスプローラ(IE)といったWebブラウザが出てくるのは、もっと先の話です。

おじさんと阪神大震災

楽しい大学生活の中、私の人生を一変させる出来事がありました。それは、地元神戸で発生したのが阪神大震災です。家族や親戚は幸いにも無事でしたが、近所には、二卵性双生児の男児を1歳で亡くした方もいました。普段は、他県に住んでおられたのに、たまたま、母親の実家に帰省されて被災して亡くなってしまったのです。私は、地震を予測できれば、そして、迅速な救助があればと思ずにはいられませんでした。今でも、絶対に忘れない、忘れたくない記憶です。そして、現代社会における情報通信は、平和な社会をつくる上で欠かせない技術であり、まだまだ、進化・発展できる分野であると感じています。

合わせて、震災当時のラジオやテレビの報道には、うんざりしてしまいました。この時代のリアルタイム性のある情報は、ラジオやテレビでしたが、これらの媒体は、視聴率を取ることも目的にしたねじ曲がった情報が多かったように思います。もちろん、報道はスポンサーとなる企業からのお金で番組を作っているので仕方がないのかも知れませんが、真昼のメロドラマのような、人の不幸を切り取って涙を誘うような報道には、意味がありません。今は、スマホを使って、個人が誰でも情報発信できる時代になったので、いくぶんかは健全な時代になったと思います。

これからの情報通信

のんびり理系おじさんが情報通信機器メーカに就職したのは、情報が正しく伝わらない状況を目のあたりにしたからです。正確な情報を必要な人に迅速に伝える事が、情報通信にかかわる技術者の使命です。就職したメーカでは、光伝送装置の開発や映像システムの設計、自社製品の据付工事に25年以上もの間、携わることになりました。その間、東日本大震災という、とんでもない規模の大災害もありました。そして、携帯電話やカメラなどデジタル端末が普及し、個人が情報発信できるようにもなりました。ところが、情報通信技術が発展し、様々な情報を一度に集めることが容易になった一方で、今度は、膨大なビックデータから必要な情報を探し出すのが難しい状況になりました。情報の真実性を評価し、フェイクニュースを排除することが重要な時代になったのは、みなさんがご存じのとおりです。

阪神大震災に被災する前の私は、情報通信なんて、もう大きくは発展することはないと思っていましたが、振り返って考えてみると凄まじい進化をしています。通信速度の桁はキロ、メガ、ギガと増え、30年間で100万倍も高速になりました。蓄積できるデータ量も、通信速度に比例するように増加しました。私は、これからも、死ぬまで情報通信に関わりたく、技術士(電気電子部門)を取り、技術コンサルタントとして活躍しています。情報通信技術の発展と、安心して生活できる社会を基盤の構築に寄与したい思っています。


このブログの目的

このブログを始めた切っ掛けを説明します。

身近すぎる情報端末

大学生だった私が、情報通信に大きな発展はないと感じたのは、情報端末が今のように身近な存在ではなかったからです。携帯電話は、ポケットに入る大きさの製品が普及し始めたころであり、音声通話しかできないのに、端末代金や通話料は高価で、学生が手にすることは難しい状況でした。パソコンは、ブラウン管のモニタと箱型筐体でパソコンラックにドカンと鎮座していました。もちろん、カラー液晶パネルが高価なので、ノートパソコンは普及していません。パソコン普及率は、1家に1台といった状況で、しかも、お父さんが夜中にえっちなゲームをする程度の扱いです。当時は「パソコンオタク」というネガティブな言葉もありました。

今は、スマホやパソコンといった情報端末が普及し、誰もが手軽にこれら端末に触れる事ができるようになりました。情報端末と接触する機会が増えると、人間同士の直接的なコミュニケーションは減少し、多くのコミュニケーションに情報端末が介在することになりました。情報端末を使えば、時間や距離に関係なく、いつでも、どこでも繋がりあえるのです。ところが、情報端末に触れる時間の増加に比例して、今度は、情報端末を手放すことができない人が急激に増加しました。その状況は、スマホやパソコンを手から離すと不安を感じる軽度から、情報端末を使わないとコミュニケーションが取れない重篤な状況まで様々です。

WiFiルータを使った制限

のんびり理系おじさんのバカ息子は、スマホがないとコミュニケーションを取ることができません。私は、中学生になった息子にスマホを買い与え、安心フィルターでスマホを使いすぎないように制限していたのですが、バカ息子は、すぐに安心フィルタを解除してしまいました。機械音痴のママは、スマホ対策はパパにお任せ状態で何もしようとしませんでした。ところが、私は出張が多く、自宅には週末しか帰ってこれません。結局、バカ息子は、勉強をせず、ママの眼を盗んで、ずっとスマホで遊んでいました。

スマホ依存から抜け出すには、発症者の近くにいる者が、適切な制限をしなくてはなりません。制限をする方法は、スマホアプリだけではなく、自宅のWiFiルータを利用する方法があります。技術者ならWiFiルータを使ったインターネット制限は、お手の物と思われるかも知れませんが、いざ、調べ始めると、メーカによって異なる機能名称や、最新の製品には搭載されていない機能など、技術者であってもWiFiルータの設定は、かなり難しいものでした。技術者に難しいことは、一般人にとっては、ほぼ、無理ゲーのような状態です。

しかも、WiFiルータのインターネット制限について書かれた記事は殆どなく、さらには、間違った内容が書かれた記事もありました。これは、なんとかしないといけないと思い、のんびり理系おじさんは、このブログを立ち上げました。よって、このブログに書かれた記事は、のんびり理系おじさんが、スマホを手放せないバカ息子の対策に、悪戦苦闘した結果をまとめたものです。

情報端末との付き合い方

おじさんが書いた記事の読者は、情報端末がスマホが悪者であるかのように感じておられるかも知れませんが、そうではありません。大事なのは、情報端末と適度な距離を保つことです。情報端末は、家から一歩も出ることなく、膨大な情報量を一度に入手することが可能な道具です。人間は利口なので、多すぎる情報の中から、都合が良いものだけ選択して、それ以外は排除してしまいます。昔では考えられなかった情報量をどのように使うかは、利用者によります。

WiFiルータは、有効かつ効率的にインターネットの情報から不適切なものを制限することができ、情報端末と一定の距離を保つことができます。おじさんのバカ息子は、親が考えてもいなかった方法で、インターネット制限の抜け道を探し出します。その想像力と情熱は、驚きと関心に値するものですが、その労力と時間は、学業に向けるべきです。フェイクニュースを流す人たちも、人間が利口すぎるがゆえに、遊びが過ぎてしまった結果なのでしょう。情報が溢れかえった現在社会において、「情報の選択と集中」は、とても大事なのだと思います。

ブログの方向性

このブログでは、現時点において、「情報の選択と集中」に有効なWiFiルータについて説明しています。WiFiルータは、私や読者の皆さまが困っておられるスマホのとの付き合い方の指針になると考えているからです。もし、WiFiルータ以外にも、情報の選択と集中ができる方法があれば紹介していきたいと思います。

また、私の本業は、公共事業において情報通信技術を生かす提案をする技術コンサルタントです。一企業に所属する身ではありますが、その枠の中に納まりたいとは思っていません。本ブログの方向性は、これまで説明したとおりですが、読者の関心や興味があることがあれば、守秘義務の枠から外れない範囲で、記事にして紹介したいと思っています。こんな事を知りたいというのがあれば、気兼ねなく、お問い合わせいただければと思います。多忙な身、ゆえに記事を書くスピードは早くありません。その点だけは、お許しいただければと思います。

最後まで読んでいただき、まことにありがとうございました。のんびり理系おじさんは、読者の皆さまのお子様の成長を心よりお祈り申し上げます。どうしようもないとき、このページを参考にインターネット利用制限を行ってください。おじさんは、これからも、皆様の子育てのお役に立てる情報を発信していきます。

2023-02-26 この記事にはプロモーションが含まれます。